今回は「寂しい時・辛い時の乗り越え方と解消法!簡単にできる対処法は?」と題して、寂しい時や辛い時にどのようにすればその状況をスムーズに乗り越えられるか、またその方法を手っ取り早く身に付けることが出来るか、といった点をご紹介します。
寂しい時や辛い時というのは、これは人生を送っていれば誰でも必ず経験するものです。人は群れに居ても個人であり、そのため孤独になりやすいものですから、まずその孤独感から来る〝寂しさ〟を感じないと言う人はどこにも居ません。
今回ご紹介する内容・情報をヒントにされ、少しでもそういった落胆した時・寂しくなった時・人生を生きるのが辛くなった時などに、お役立ち情報としてご参考にしてみて下さい。
どうして人は孤独を感じるの?
まずは人が誰でも感じやすい「孤独」について見ていきましょう。
〝人は皆、孤独〟という言葉は、これまで多くの歌手や歌人、作家、小説家などが呟いてきた言葉で、現代でも変わらずたくさんの場面で聞かれたり話されていたりします。
この「孤独」という言葉、どうしてそれだけ多くの人によって話されているのでしょうか?
それはもちろん「誰でも感じている気持ち」だからであり、また〝孤独を感じるのが人にとって、とても身近にあること〟を証明しているからと言えるでしょう。
人は群れの中に居ても個人に変わりなく、それによって誰でもふっと我に返れば孤独になります。
それだけ孤独というのは誰にとっても身近にあるもので、また自分(その人)にしかわからない感覚にもなるでしょう。
さらに言えば、人というのは他人の心の中を覗く事が出来ず、逆に、他人があなたの心の中を隈なく覗く・理解する・わかる、という事はありません。
これは誰にとっても不可能な事です。
このように、世界に「あなたとまったく同じコピー人間が居ない事」が立証されているように、人は皆それぞれで違っており、そのために「自分の事を解ってくれない」や「相手の気持ちがわからない」などと嘆いてしまう場面に出くわすことになります。
つまり孤独というのは、まずこの「相手と自分との間にある個別性」に見られるのです。
「個別性」というのはいわゆる「個性」になりますが、人が皆この個性をもって生きているから〝それぞれに違った人間〟とされ、また〝それぞれに違っているから孤独になる〟という縮図が出来上がります。
人はこのように「違った個別の箱」に入れらて生きているようでありながら、常に「誰かと一緒に居たい・寄り添い合いたい・何かを共有し合いたい」と願うものです(これがいわゆる「他人と育むぬくもりだったりします)。
だけど、それが個別性によってなかなか叶わず、どうしても他人と自分との間に距離感が見えてしまうから人は孤独を感じてしまいます。
人はなぜ辛いと思うの?
次は「生きる上での辛さ」について見ていきましょう。
実はこの「辛さ」というのも、先述の孤独に連鎖(リンク)している部分があります。
その場合は「自分の心の中を他人と共有できない事」にまず辛さが表れており、それによって得られる継続的な孤独感がさらに辛さを倍増してきます。
いわゆるこの場合は「寂しさによる辛さ」になるわけで、人生を生きていく上で常に「自分は1人きり」と孤独感が増していく点に、この辛さが隠れています。
また別の「辛さ」を思う場合、それは「自分の理想が叶えられない点」に見られます。
自分の理想ではこうなってほしいのに、それが人生においては物理的に叶えられない・自然の摂理によって叶えられる事がない、などとなれば、それだけで失意に似た落胆がやってきて辛さに成り代わります。
この場合の「物理的」や「自然の摂理」によって辛くなる例を簡単にご紹介しましょう。
まず「物理的な理由」によって辛くなる例では、お金の事や、自分を取り巻いている状況・環境などがあげられます。
本当はもっと裕福な暮らしがしたいのに(あるいは人並みの生活がしたいのに)、お金をなかなか稼ぐ事が出来ないからそれが叶わない。
また「自分を取り巻いている状況・環境」の例では、自分は本音を言えば○○大学に行きたいと希望しているのに、もう社会人になっているからそれがスムーズに叶えられない…。
さらに「自然の摂理」が理由になっている例では、結婚や子供を持つ事などがあげられます。
本当ならもうとっくに結婚したかったのに、自分はもう年だからそれがなかなか叶えられない。
理想を言えばたくさん子供が欲しかったのに、婚期を逃してしまったからもう子供を持つ(産む)事が出来ない。
結婚に関しては先述の「物理的な理由」でもあげられますが、とにかくこの場合は〝年を取ってしまう事〟がメインの理由にあげられており、自然に年齢を重ねていく事によって、本当はこうしたかったのに…という理想が叶えられない状況に遭ってしまう形になります。
このように、「本当はこうしたかったのに」という理想が叶わない状況になると、人はよく辛さを味わうものです。
そしてこういう状況が、他の場面で味わう辛さのほとんどに影響する事になります。
孤独感を簡単に克服する方法
さて、ここからいよいよメインテーマに入っていきましょう。
まず「孤独感を簡単に克服する方法」についてです。
孤独感を克服するためには〝視点・認識の切り替え〟が必要になります。
たとえば、「いま自分に与えられている人生は借り物」と信じてみる事です。
これは宗教分野でもよく見られる思考の転換になりますが、〝この世をすべて〟と見ない姿勢によって「天国で幸せになれる」「来世で幸せになれる」といった新たな希望が湧いてきます。
たとえば今は孤独でも、いつかは必ず自分も報われる…という根底からの救いのようなものが見え始め、その信仰によって人生そのものが大きく救われる事になるのです。
この場合に大切な事は「信じる事」です。
信じる気持ちが強ければ強い程、この方法によって得られるパワーはすさまじく、それによって孤独感も打ち消されていくでしょう。
天国・来世ではきっと、この世で感じている孤独感はすべて解消されて、人の感覚からでは考えられない程の幸福が与えられるだろう…と一辺倒に信じてみる事が大切です。
さらにもう1つの方法は、限りなくセンチになってみる事です。
これは昔からよく取られてきた方法ですが、たとえば孤独によって心が傷付き、その後も気力が湧いてこない場合は、さらに暗い映画や音楽を観たり聴いたりしてみて下さい。
人の気持ちというのは「落ちる所まで落ちればあとは上昇していく」という形に出来ています。
つまり、ずっと落ち込んだ・孤独を感じたままでは居られない…という事です。
別の見方をすれば「時間ぐすりで気持ちを変える・孤独感を消す」という方法になりますが、これがけっこう効果的です。
辛い時の手っ取り早い対処法とは?
次に「辛くなった時の手っ取り早い対処法」について見ていきましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、この「辛い時」と「孤独な時」というのは得てして似ています。なので、両方の状態をイメージしながらその対処法を考えてみると良いでしょう。
その辛くなった理由・経過にもよりますが、トータル的に共通の対処法としては、やはり気分転換が一番でしょう。
気分を紛らわすためにいろいろ工夫してみて、少しでも自分の気持ちが楽になれる環境設定をしてみる事が大切です。
・音楽環境
・日記を付けてみる
・映画鑑賞
・ドライブに行く
・飲みに行く
・友達と会う
・旅行に出掛ける
・海外旅行する(行った事ない場所へ行ってみる)
・自分より、もっと大変な境地にある人の事を思う
・信仰を持ってみる
・趣味の幅を広げる
・スポーツなどで発散してみる
他にもいろいろありますが、とにかく「それまでの状況を一新できる方法」を工夫してみましょう。
この中でもとくに「日記を付けてみる事」や「自分よりもっと大変な境地にある人の事を考える事」、また「信仰を持ってみる事」や「趣味の幅を広げる事」などはおススメです。
また「スポーツなどで発散してみる」といった汗を流してみる事も大いに効果があるもので、一度試してみると良いでしょう。
汗を流すと人の心境はそのテンションを変えやすく、それまで悩んでいた事でも吹き飛ばしてくれる場合がよくあります。
まとめ
今回は「寂しい時・辛い時の乗り越え方や解消法」をはじめ、その場合に出来る簡単な対処法についてご紹介してきました。
孤独な時・辛い時というのは、生活している上で誰にでもある事です。
なので「自分だけが孤独だ・辛いんだ」と思う必要は1つもなく、そんな時こそ「他の人も自分と同じように感じ、思っているんだ」とあらためて認識する事が重要です。
辛い時やテンションが下がった時などは、気分転換を図ってみたり、それまで意気込んでやっていた事を少し休憩して、別の物事へ視点を向けたりすることが大事とされます。
得てして孤独を感じる時や辛い時というのは、気持ちが一辺倒になっている場合が多く、その状態からまず直すことが必要になります。
自分の状態をしっかり、冷静に見極めておき、その時の自分に必要な対処法をしてみる事で、案外、簡単に孤独感や辛さは消えていく事があるでしょう。
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