トラウマとは(語源の由来)?過去のトラウマは克服できる?消す方法はこれ!

皆さんこんにちは、今回は「トラウマとは(語源の由来)?過去のトラウマは克服できる?消す方法はこれ!」と題して、「トラウマ」に焦点を当て、そのトラウマの克服方法をご紹介していきます。

「トラウマ」という言葉はよく聞きますが、いわゆる「心的外傷後ストレス障害」のことを指しており、過去に何か途轍もないショッキングな経験をした場合に、その記憶・思い出がフラッシュバックのように心に残る状態を言います。

そうした心の病にずっと怯えて暮らしている人も世の中には実は多く見られ、その意味ではほとんどの人は何かしらのストレスを心に抱えている状態が見られます。

今回ご紹介する情報をヒントに、もし今そのストレスに悩んでいる場合、ぜひ悩み解消のステップにしてみて下さい。

目次

「トラウマ」って何?

まず「トラウマ」そのものについて見ていきましょう。

トラウマというのは、たとえば過去に戦争、天災、事故、犯罪、虐待また日常生活の不安定な心の状態というの経験を持ってしまった場合、その事が原因で心の中にずっと強いショックが居残ってしまう状態を言います。

つまり、心の中で消化しきれない記憶・経験を残してしまうことにより、それがストレスとなって、あるとき不意にその記憶が出てきてしまう状態を指してします。

そしてその「記憶」は得てして(ショッキングな経験から得たものですから)嫌な想像・予感を掻き立てる作用があり、本来なら悩まなくても良いことで悩んでしまい、またその状態がずっと続いてしまう心的状態を誘います。

「PTSD」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはいわゆる「心的外傷後ストレス障害」を示す英語の頭文字をとったもので、「Post Traumatic Stress Disorder」となります。

この標語の中にも「Stress(ストレス)」という単語が含まれており、その「Stress」が「Post(後遺症)」の作用を併せ持ち、その上で「Disorder(混乱を招く状態)」になってしまう状態を誘発してしまうわけです。

ここでもわかるように、「トラウマ」というのは「自分では解決できない問題・心的トラブルが後々も残ってしまい、その状態が心の平安を乱してしまう状態」を指すことになります。

「トラウマ」という言葉の語源はもともとギリシャ語で「傷(主に心の傷)」を意味する言葉としてありました。

そのギリシャ語由来の言葉「トラウマ」を1917年に心理学者・フロイト初めて『精神分析入門』で公表したことから、現代でも使われるトラウマの意味を持つようになりました。

過去のトラウマは克服できるの?

さて今回のメインテーマに入っていきましょう。

過去に受けた大きなトラウマというのは、本当に完全に直すこと・克服することができるのでしょうか?

まずインプットしておきたいのが、トラウマというのは「病気」ではないという事です。

心身的な病気には実にいろいろなものがありますが、トラウマの場合ははっきり言って〝気持ちの持ち方や考え方次第で直る〟〝ある特定の条件を満たせばその状態から外れることができる〟といった心の状態に依存するところが大きいのです。

なので、「直らないもの」ではなく、必ずいつかは直る・または別の状態に成長する、といった過程を踏むことになるでしょう。

・そのトラウマを生んだ過去の経験と向き合うようにする

 

・自分がそのトラウマによって、どのように悩んでいるのかを知る

 

・なぜそれをトラウマと感じるのかを自分なりに分析してみる

 

・さらに重大な問題提起をしてみる

 

・現実的観点に立ち、そんなトラウマよりも将来の事が大事と思い込む

 

・他人からの情報を得てそれをトラウマ解消に役立てる

 

・認知行動療法などでトラウマ治療に当たる

 

・トラウマを忘れるためのさまざまな環境(条件)設定をしてみる



他にもいろいろありますが、とにかく気分転換を図ってトラウマを忘れてみる・もっと他に重要な物事があるのを再確認する、などの方法が効果的となるでしょう。

このトラウマを克服する最適な方法としては、よく「認知行動療法」があげられます。

認知行動療法というのは、「どうして自分がそう思うのか・考えるのか・追究するのか・感じるのか・そういう見方をするのか」といった自分の行動を分析することを前提に、その後の行動パターンを改善していくことをメインとします。

つまり、それまで「自分そう思っていた事」を別の角度から覗いてみて、もっと別の行動パターンを取ったほうが楽になれるんじゃないかとした、自分にとってさらに快適な状態を作る方法を指します。

このようにトラウマというのは、現状をきちんと把握した上で冷静に対処し、気分転換・行動パターンの改善などによって、自然に克服することができるようになります。

トラウマと年齢との関係

テレビのニュースなんかでやっている「トラウマ」の関連情報では、主に中高生から成人がトラウマに罹ったという形での放送が多いようです。

ですが、このトラウマというのは実は「幼児~少年期に最も罹りやすいもの」としてあり、その状態を改善する場合にしても幼児から少年期にあるほうが難しいとされます。

その理由は、まず人生経験が少ない事・他人にその状態を説明する(告白する)表現法を知らない事・気分転換の方法をあまり知らない事などに見られます。

つまり「トラウマ」を克服するためには〝気持ちのはけ口〟が必要かつ重要で、その〝はけ口〟を最大限に活用することで徐々に(自然に)改善していくことが可能となります。

幼児期というのはすべての人が言葉をあまり知りません。

なので、幼い間の出来事は自分の心の状態を上手く説明できず、そのまま心の中に思いを溜め込んでしまう状態になりやすいです。

また幼少期から少年期頃にかけては人生経験が豊かではないため、もし自分にトラブルが起きても、そのトラブルの回避法をあまりストックできていません。

そうした自然の状態がかえってトラウマを回避する方法を遠ざけていることになり、そのせいでトラウマを解消する期間がさらに長引いてしまうことになるのです。

トラウマを解消する最良の方法とは?

先述でもご紹介しましたが、「トラウマを解消する最良の方法」というのは「現実的観点に立ち、そんなトラウマよりも将来の事が大事と思い込む」という方法が最も効果的ともされます。

つまり、自分がトラウマに感じている事は実は大した物事ではなく、他にもっと考えなければならない重要な事がある、と思い込むことによる治療法・克服法です。

たとえばこの「もっと大事な物事」というのは、自分の将来設計だったりします。

・こんなトラウマを抱えている状態を続けていては、自分の将来に支障が出てくる

 

・経済状況が思わしくなく、将来を安定させる事のほうが重要だ

 

・早く就職を決めなければ明日の生活が危うい

 

・こんな事で悩んでいる場合じゃない

 

・他にもっと大きな悩みを抱えている人達がいる

基本的に「もっと大事なこと」を探す時には他人からの情報提供や、自分の将来設計をしていく上で簡単に見つけられるもので、その「より重要なこと」を心に強く迎え入れておき、その事について深く考えることが大切です。

そうする事によってそれまで抱えていたトラウマが小さくなり始め、「悩むまでもない事」と自分の心が自ら思うようになれます。

そうなれば、あとは早いものとなることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「トラウマ」について、またそのトラウマの解消法について端的にご紹介してきました。

トラウマというのは少なからず誰もが心に持っているもので、「何かを怖いと思う気持ち」「ずっと悩み続けている物事」「決まった(特定の)条件や環境に陥ると出てきてしまう心情」など指しています。

そうした心の状態をなんとか改善しようとする時、そのトラウマ以上の大事なことを発掘・発見することが重要になる場合が多く、それによってトラウマを根こそぎなくすことも可能になります。

自分の過去歴を踏まえる上で将来を見定めておき、そのトラウマが悩むに足るものであるかどうか、いま一度、確認してみましょう。

そうすることで、それまで悩まされ続けてきたそのトラウマが、まったく悩むに値しないものであることがわかる場合もあります。



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