皆さんこんにちは。
今回は「夫の浮気発覚した場合の子供の存在」に注目し、子供のために別れず仮面夫婦を続ける形、またそれでも離婚した場合の親子関係などをはじめ、子供を基軸にした場合の親子関係にスポットを当てたいと思います。
離婚というのは現代でも多く見られ、その理由は個別によってさまざまです。ですが、子供がいる夫婦の場合は「子供のために離婚するのはやめよう」といった親の側の配慮がなされ、そのまま夫婦で居続けることも少なくありません。
この辺りの親子関係に焦点を当て、このような場合の理想的な親子関係はどんなものかについて検証していきます。
ぜひご参考にしてみて下さい。
Contents
「仮面夫婦」って何?
まず「仮面夫婦」について少し見ておきましょう。
最近でもよくニュースなどで聞かれるこの「仮面夫婦」という言葉ですが、これは主に「愛情が冷め切っているのに、何らかの理由で別れずに一緒に住んでいる夫婦のこと」を指します。
一緒に住む場合もあれば、別居する場合もあり、これは夫婦それぞれによって変わってくるでしょう。
まるでドラマに出てきそうなイメージを持つこの「仮面夫婦」ですが、たとえば夫の浮気がもとで離婚を迫り、それでも子供ために「仮面夫婦になる」というのは果たして理想的でしょうか?
仮面夫婦の特徴は〝はためには良く見られる〟という体裁を繕った傾向があり、また子供がいる場合でも「父親か母親のどちらかに子供が懐いている」という、偏った親子関係なども見られます。
つまり、夫婦関係・親子関係としては非常に〝不安定な関係〟となるので、この点で子供のほうで先に疲れ果ててしまうこともあります。
仮面夫婦を続ける場合、その両親はよく「子供のためだから…」と言いますが、実際にはその夫婦関係がそもそも子供を傷つけていることもあるので注意が必要です。
夫でも妻でも浮気をすれば子供にとってツライ
今回は「夫の浮気発覚」という形のタイトルを付けていますが、浮気というのは男性・女性のどちらもが陥る可能性があります。
しかし子供にとっては「お父さんでもお母さんでも、浮気の結果として自分は邪魔ものになる…?」といった疎外感に近い感覚を受けてしまうため、その点で辛くなります。
これは子供によく見られる心理になりますが、夫婦喧嘩が始まった場合でもその子供は「自分が悪い」と心の底で思ってしまうもので、その喧嘩の内容がどんなものにせよ、自分の存在を否定する傾向があります。
浮気の場合もこれと似た感覚を受けやすく、「自分がいるからお父さん(お母さん)は自由に行動できないんだ」と無意識のうちに思い込む傾向があり、それがもとで深く傷つきます。
仮面夫婦を続ける場合もそうですが、まずは大切な子供の視点・立場に立って物事を考えることが大切です。
なぜ仮面夫婦になるの?
仮面夫婦になる理由には、夫婦によっていろいろあります。その内容はかなり複雑な場合もあるので、これは言違いに「○○だから」とは言えません。
一般的に仮面夫婦になってしまう理由は以下のようになります。
・夫の浮気がわかった
・妻の浮気がわかった
・お互いへの関心がなくなった
・夫婦(子供を含め)一緒に暮らすことに疲れた
・家庭を持つせいで、好きなことができないのがツライ
・セックスレス
・生活がマンネリ化している
・会話がお互いに少ない
・子育てによるノイローゼ
・他の夫婦が良く見える
・夫、または妻が「以前より変わった」と感じる
他にもたくさんありますが、主だった理由はこれらの項目です。
とにかく「お互いにあまりしゃべらなくなった」や「一緒に暮らすことに疲れた」などのマンネリ・疲労感がその原因になる場合が多いようです。
その上で子供のことを想うとき、形だけでも夫婦を装うカップルが多く見られ、結果的に仮面夫婦になってしまうパターンがよくあります。
離婚は子供をどのように傷つけるのか?
それまで仲良かった夫婦が急にその中をこじらせてしまい、仮面夫婦になったあげくそのまま離婚の運びとなれば、たいていの子供にとって悲劇以外の何物でありません。
離婚は子供にとって片親をなくすことと同じになり、さらにその後の生活においては、「他の子供(友人)と比べて常に劣等感を感じるきっかけ」を生むことにつながります。
その劣等感はもちろん「自分には親がいないこと」になり、その後一生をかけて悩み苦しむ結果となってしまいます。
この劣等感の度合い・深さはかなり根強いもので、そのまま非行に走ってしまうケースも少なくありません。
なぜ傷つくのかを具体的に追究する場合、それは以下のような感じになります。
・「自分のせいでそうなった」と確信する自分を否定できないため
・親が勝手に自分を見捨てた」というジレンマのため
この2つ。これらの悩みは一生をかけて背負っていかなければならず、その点でも膨大な心労になるでしょう。
浮気が発覚した場合の対処法
そもそも浮気というのは、結婚した相手を深く傷つける行為になります。
ですが少し冷静に見つめることも大切で、「なぜ夫が浮気に走ったのか」をそれまでの自分達の関係から確認する必要があります。
とくに子供がいる場合はなおさらで、できるなら上手い対処法によって関係を修復できれば最良です。
まず、それまでの自分のあり方を反省してみて、夫にとって妻である自分がどのように対応してきたかをじっくり考えてみましょう。
・自分からあまり夫と話しをしなかった
・夫を避けていた節がある
・最近あまりご飯を作らなかった
・家事を十分にしていなかった
・自分の趣味に集中し過ぎる時間が多かった
・セックスを拒み続けていた
・いろいろなことで夫に八つ当たりしてた自分がいる
・協調性を持たなかった
・自己主張が多かった
・そもそも何となくで結婚していた
他にもいろいろありますが、とにかく「相手にとって自分はどう映っていたか」を冷静に考えてみて、その場合に妻として至らなかった部分があったかどうかを反省しましょう。
得てして浮気というのは、お互いのコミュニケーションが上手く取れていない場合に起きるものです。
そして考えた末に、「もしかしてここの部分が良くなかったのかも…」と思い当たる節が出てきたら、それについて夫ととことん話し合いましょう。
口論になってしまう可能性を避けるために思いを押し殺してしまうよりは、もとにかくアクションを起こすことが大切です。
お互いに言いたいことをすべて吐き出して、心の中をすっきりさせることが大切なのです。
気持ちが軽くなれば、お互いを取り巻く空気も自然に変わるもので、そのタイミングで〝仲直りのチャンス〟も芽生えてくるでしょう。
ただし、これにはそれなりの時間が必要です。
勇気を出して、根気よく、相手と自分の関係の修復に努力しましょう。また少しは譲歩する気持ちも忘れずに。
まとめ「夫の浮気発覚…離婚は子供を傷つける?子供のための仮面夫婦もあり?」
浮気というのは夫がしても妻がしてもその子供にとってはショックが大きく、たとえ仮面夫婦で居続けたとしてもその傷は癒せません。
むしろその傷は大きくなる場合が多く、しばらくたって夫婦が仲直りできても子供のほうは傷を抱えたまま、という状態もよくあります。
「子供のためにとりあえず別れずにいよう」というのは、結果的には親の都合になります。
子供にとって最良の環境・経過は親同士が仲直りすることにあり、それに向けての努力が夫・妻ともに必要となるでしょう。
常に子供の視点・立場に立って、その将来を考えましょう。
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