皆さんこんにちは、今回は「過去の記憶を消したい…幼少期に受けた過去の傷を癒すおすすめの方法は?」と題して、「過去の記憶」に焦点を当て、幼少期のトラウマともいうべき嫌な記憶を上手く消すための方法をご紹介していきます。
記憶というのはどうしても心に宿ってしまうもので、なかなか(フラッシュバックのように)自分でコントロールすることができません。
そのためそれに悩む人も多いですが、それでも〝イヤな記憶は消したい〟と思う人は多い筈です。
今回はそんな人のためのお役立ち情報をお届けしますので、ぜひご参考にしてみて下さい!
Contents
どんな思い出が幼少期の嫌な記憶になるの?
まずは一般に言われる「幼少期の嫌な記憶・思い出」というものには一体どんなものがあるのか、についてご一緒に見ていきましょう。
基本的に多くの人が「幼少期の嫌な思い出」とするモノには以下のようなものがあげられます。
・幼い頃に友達や兄弟といつも比較されていた
・親に虐待された
・友達にいじめられた
・転校が多くて友達がほとんどできなかった
・大けがをした
・生死をさまよう程の大ごとを体験した
・大事故に遭った
・何かの事件に巻き込まれた
・恐怖体験をした(幽霊やお化けなど)
・異性との関係に嫌な思い出がある
・大変な恥をかかされた
他にもいろいろあげられますが、子供の頃に多い〝イヤな記憶・思い出〟で多いのはやはり「友達にいじめられた記憶」や「親に虐待された記憶」、また「大けがをした記憶」や「大事故に見舞われた記憶」などとなるでしょう。
常に自分の安全をおびやかす恐怖・脅威のようなものがそばにあるだけで誰でも心が不安定になりますが、子供の頃というのはそうした「恐怖との隣り合わせの体験」というのにさらに敏感になりがちなものです。
その点で〝いじめられた・虐待された〟や〝大事故に巻き込まれた〟などの恐怖体験をしてしまうと、それだけで後々まで残る大きなトラウマになってしまうことがあります。
上記の体験・記憶に加えて、「悲しみの体験・記憶」も大きく影響することがあります。
この場合は、二度と取り返しの付かない事をしてしまった経験・大事な人を失ってしまった経験などが含まれ、この場合も後々まで色濃く残る嫌な思い出となるでしょう。
忘れたいと思わないことが大切
さて、今回のメインテーマに入っていきましょう。
まず、嫌な思い出・記憶を自分の心から取り去りたいと思う時の方法ですが、「その記憶を忘れたい!」と強く思わないことが大切です。
嫌な記憶・思い出というのは、一般的に「忘れたいと思えば思うほど、心の中に染み付くように色濃く残るもの」になってしまいます。
そもそも記憶・思い出がどうしても残ってしまうというのは、自分の心がその記憶を消化しきれていない証拠であり、それを無理に消化させようとすればするほど、心の中に無理がたたってしまう結果になります。
つまり、嫌な思い出・記憶による心の傷を、さらに広げる行為になることがあるのです。
上手く対処でき、スムーズにその記憶を消せる場合は良いですが、どうしても忘れられない・その記憶が(定期的にでも)出てきてしまう場合は、そのまま心の状態を受け入れてみることが大切です。
その場合は「自分の現状を受け入れる」ということになりますが、その記憶に苦しんでいる自分を認める上で、その自分を客観的に把握することが大事になります。
悩んでいる自分を客観視することで、「自分がなぜその記憶に悩むのか?」について冷静に考えることができ、さらには解消法に向けたベターな方法についても柔軟に見極めることができるようになります。
まずはこの「悩んでいる自分・幼少期の記憶に責められている自分を客観視する」という姿勢をじっくり持つようにしてみましょう。
悩みのフィールドから脱することが大切
先述からさらに追究した「幼少期の記憶・過去の傷の解消法」についてのご紹介です。
人が悩む時、得てしてその人は「自分の事を深く知っているようで知らない状態」になっていることが多いです。
もっと正確に言えば、「自分の悩みを十分把握しているつもりでも、その悩みに対する自分のスタンスの持ち方をわかっていない状態にいる」となります。
つまり、その心の傷に向き合うスタンスを正確に持てていない状態になっている、ということです。
このようにさせるのはたいてい感情の高ぶり・主観的すぎる心の動揺です。
まるで自分が全世界の不幸を一人で背負ったような気持ちになり、自分より不幸な人は居ないといった感覚をもって、何でもかでもを責めてしまう傾向にあります。
いわゆる〝被害者意識・被害妄想が進んだ状態〟になっており、その点で次のステップへなかなか進めない状態になっていることが多いのです。
なので、この状態からまず脱しておくことが大切です。
幼少期に受けた心の傷を治す方法
幼少期というのは、すべての人にとって「人格が形成される大事な時期」とされます。
その人の人間性・人格・性格の土台を培う時期となるため、その期間内で受けた心の傷というのは(場合によっては)かなり深刻な悩みになったりすることもあります。
ですが、たいていの場合は「時間が経てば治るもの」となり、その回復に向けた適切・適当な姿勢で居れば問題ありません(この心の姿勢の持ち方については体が自然に知っているものです。)。
上記を踏まえた上で、幼少期に受けた心の傷を治す方法には一般に以下のようなものがあげられます。
・悩んでいる自分を客観的に観察する
・観察して出てきた悩みの種をもう一度じっくり見詰め直す
・今の自分にとってその〝悩みの種〟が、本当に自分を悩ますものかどうかを確認してみる
・効果的な気分転換の方法を考える
・自分の趣味を生かし楽しめる空間を多く持つ
・自分の特技を仕事に生かして稼ぎ、それによって「今の自分」に自信を持つ
・昔の友達ではなく今の友達を大切にする
・(両親から虐待を受けた場合は)完全に自立している他人の歴史を参考にする(ウィキペディアなどで参照してもOK)
・リラックスできる空間や方法をたくさん用意しておく
・最寄りの専門医(とくに精神カウンセラー)に相談してみる
他にもいろいろな方法があげられますが、とにかく「昔の自分ではなく今の自分に自信を持つ事」を踏まえ、現在において自分を取り巻いている環境を大事にすることがポイントです。
今を精一杯に輝いて生きること・生活すること・人生を豊かにすることを考えた上で、そのステップを一段ずつ上っていくことが重要になるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「子供の頃に覚えた嫌な記憶・心の傷を治す方法」についてご紹介してきました。
このような幼少の頃に受けた心の傷を抱えている人は、実は結構多いものです。
なので、まずは「自分だけがそんな状態にある」とは思わないことが大切で、他の人がどんなふうにしてその傷を乗り越えたからを参考にすることが大事になります。
心の傷というものは、時間が経過すれば自然に治っていくもの・薄らいでいくものですが、それでもあまりに深く刻み込まれた傷というのは、そう簡単にのいてはくれません。
そのため、今回ご紹介しましたようないろいろな方法・工夫をもって自分なりに傷を癒していくことが大切になり、その結果・成果に完全な心の癒しが待っていることが多いものです。
あきらめずにじっくり自分・自分の心と見つめ合うことが大切です。
そうするうちに解決法は自然に向こうからやって来ることも多く、それほど心を悩ませなくても済む場合も結構あります。
精神カウンセリングを受けることなども(一応)念頭に置きながら、まずは自分にできる事から始めてみましょう。
心の傷は必ず治るので、どんな場合も焦らずに対処することが大切です。
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