離婚後の後悔…男女どちらに多い?不安や孤独を感じるのはどんな時?

今回は「離婚後の後悔…男女どちらに多い?不安や孤独を感じるのはどんな時?」と題して、離婚した場合の後悔に焦点を当て、その場合に男性と女性のどちらに後悔の念が強いか・高いか、について具体的にご紹介していきます。

離婚した後というのはやはり生活に困窮してしまう場合や喪失感による孤独がつきまとったりするもので、それによって心にぽっかり穴が開いたような気分になり、そうしたアンニュイ感がそのまま後悔につながってしまう場合もよくあります。

今回は男性心理・女性心理にも少し触れながら、離婚が男女にとってどのようなものか、その辺りについて検証していきたいと思います。ぜひご参考にしてみて下さい。

目次

離婚した時ってやっぱり後悔や不安はあるの?

まず「離婚した場合の心理状態・感覚」そのものについて見ていきましょう。

離婚というのは普通に恋愛していて別れる場合とはやはり違い、その後の生活設計をおのずと考えさせられるものになります。

つまり、経済的困窮を考えたり、子供が居る場合は子供の養育費や学習環境のことを考えたりと、恋愛の場合よりもさらに社会的責任が強くなってしまうのです。

それに加えて相手が居なくなった事に対する喪失感・孤独感も当然湧いてきて、それが理由で鬱状態になってしまう人も少なからず居ます。

つまり離婚した時の状況・感覚というのは、通常の恋愛で破局した際に味わう孤独感と、その後の当面の生活土台を組み立てなくてはならないという社会的責任との、二重の大変さがやってくるわけです。

もちろん場合によってはこのどちらかだけがやってくるケースや、あるいはどちらも感じない人のケースも見られます。

とくに子供が居ない場合では「孤独感・喪失感」だけが置き去りになる形になります。

そもそも離婚するというのは「その相手とどうしても一緒に暮らしていけない」と散々悩んだ挙句に出した結論でもあるので、その相手への喪失感、それによる孤独感というのも、それほど尾を引かないケースもあります。

離婚後の後悔に見られる男性の心理

さて、ここから今回のメインテーマに入っていきましょう。

離婚した場合に後悔する男性の心理状態とは一体どんなものでしょうか?

まず男性の場合は女性よりも「社会的ステータス」を気にする側面が強いため、離婚したことによるダメージを、その後の日常生活で強く出してしまう傾向が多く見られます。

その理由の背景にあるのが「心の拠り所としていた女性(妻)が居なくなることへの残念」で、これは日が経つごとに増してくる傾向にあります。

これらを根本的な背景にする上で、次は仕事をする事への張り合いがなくなった・何のために生きているのかがわからなくなった…などの喪失感による失望がやってきて、生活そのものに覇気がなくなってしまう状態になります。

つまり男性の場合に見られる心理では、「別れた妻に対する未練」がずっと尾を引く形になるケースが多いのです。

男性の心理というのは一般的に、一度好きになり愛したその女性の面影を、別れたその後もしばらく(あるいはずっと)心に宿してしまう傾向が強く見られます。

この未練によっていざ離婚することでその愛していた妻を失うと、それだけで離婚した事への後悔がかなり強い形でやってきます。

これらの心理に加えて子供が居た場合には、自分の分身とも言える子供に離婚による負担をかけてしまう事と、子供とそれまで通りに会えなくなる事への孤独感がやってきます。

もちろん親権の譲渡先によって子供と過ごせる時間帯は変わってきますが、それでも夫婦そろって子供に会う機会が(基本的に)なくなることにより、「父親、母親、子供がそろって一家に住むことが出来なくなったその光景」に後悔の念を抱く形になります。



離婚後の後悔に見られる女性の心理

女性の場合は男性ほどに相手への未練を残さない傾向が多く見られます。

もちろんこれは人によって変わり、離婚したことでさらに相手への未練が大きくなってしまい、次の生活へのステップを踏めなくなる女性も中には居ます。

しかし一般的に離婚を決めて別れた後の女性の心理というのは、すでに「次の生活への経済的・精神的貯蓄」をしていく段階に入りやすく、それまでの生活にすぐ終止符を打ててしまうケースが多く見られます。

この際に女性に残される離婚への後悔には、まず(子供が居なかった場合に)出産の機会を逃してしまった事への後悔と、やはりそれまで2人の収入によって暮らしてこれたことを念頭に置いての収入が減ることへの後悔です。

女性というのは単独で生活する事に慣れている習性が生来あるため、〝どうしても別れなければやっていけない〟と決意して離婚した後には、それまでの生活よりも今後の新しい生活への視点にポイントを置きます。

その上で子供が居た場合には、子供と自分の2人でなんとか生活設計を立てていく事だけを考え、夫との寄りを戻そうなどの考え(心理)はほとんどありません。

ただし、周囲への体裁には少なからず配慮する心理は働きます。

たとえば、今の状態(バツイチ・バツイチ子持ちの状態)をもって次に再婚してくれる男性が居るかどうか、また、この状態で世間を順風に渡っていけるかどうか、といった事への不安は湧いてきます。

しかしその場合でも、とくに子供が居る場合は〝何が何でも生活していく〟〝子供が一人前になるまでは絶対に不自由はさせたくない〟という気持ちが強く働くことが多く、その世間の目を気にする事が「離婚を後悔する根本的な理由」にはなりません。

男性・女性が離婚後に不安や孤独を感じるのはどんな時?

今回のもう1つのメインテーマです。

男性・女性が離婚後に不安や孤独を感じるのはどんな時でしょう?

男性の場合

・それまで愛し合えていた生涯のパートナーを失った事への孤独

・社会的体裁を考えた際にやってくる不安

・周囲の目が異様に気になる事による不安

・それまで2人暮らしだったのが1人暮らしになる事への孤独感

・離婚した元妻が再婚する事への不安と孤独

・生活そのものへの覇気がなくなっていく事への不安

・誰のために生きているのかがわからなく事への不安と孤独

・生活が充実しない事への孤独

・(子供が居る場合は)子供と会えなくなる事への不安と孤独

・(子供が居る場合は)離婚した事で子供が何らの不遇に遭わないかという事への不安

女性の場合

・当面の生活設計が立てられるかどうかへの不安

・相手が居なくなった事への孤独感

・経済的困窮になる事への不安

・家に帰っても1人で居ることへの不安と孤独感

・何かトラブルが生じた場合への不安

・(子供が居ない場合は)今後において無事に出産できる機会があるかどうかへの不安

・(子供が居る場合は)今後の再婚に際して上手くいくかどうかへの不安

・世間で順風にやっていけるかどうかへの不安

・周囲の目に対する不安

・年齢的に将来設計を組むことが難しくなった事への不安と孤独感

ざっとあげればこんな感じでしょう。

「相手が居なくなった事による孤独感」「将来設計を順風に組めるかどうかへの不安」というのは男女ともに見られますが、やはり女性の場合は「(子供が居ない場合に)子供を無事に出産できるかどうかへの不安」というのがかなり大きいものとして見られます。

男性の場合は出産適齢期がないですが、適齢期の女性の場合はそれがあるため余計に気になる不安材料になるのでしょう。

しかし男性の場合でも子供が居ない場合には、子供を持つ上での自分の年齢が気になる不安というものはあります。

男性でも女性でも、それぞれの状況により離婚による後悔はやはりあるものです。

離婚という大きな決断を下す前に、本当に離婚という解決方法しかないのかしっかりとお互いが考えることが最も重要です。

夫婦円満となる解決方法を探してみるという歩み寄る姿勢が、夫婦の関係の再構築のきっかけとなる場合も多いようです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「離婚後の後悔に見られる男女の心理状態」についてご紹介してきました。

離婚するというのはそれまでの生活環境・条件がガラリと変わってしまうため、男性でも女性でも、その後の生活に対するそれなりの覚悟が必要になります。

その場合、男性の場合は別れた女性(妻)に対する未練が強く残る傾向が見られ、女性の場合はその後の人生設計・生活設計に対する不安のほうが強く見られる傾向があります。

いずれにしても子供が居る場合には、男女とも「離婚する事が子供にとってどのような将来をもたらすのか?」を考える点は同じであるため、その点については人それぞれの主観・考え方・価値観によって変わってくるでしょう。

先述の離婚に関するさまざまな事情・環境の移り変わり・条件などを十分把握しておき、その後の生活に出来るだけ不安・孤独を持ち込まないよう、工夫することが必要になるでしょう。



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