夫婦関係が冷めている家庭の子供の特徴と性格形成への影響は?

皆さんこんにちは、今回は「夫婦関係が冷めている家庭の子供の特徴」をピックアップしてみて、その場合の子供の〝性格形成への影響〟といったものに焦点を当ててみます。

夫婦関係が冷めている家庭に居る子供は、得てして「自虐的になる」「何でも自分が悪いと思ってしまう」「家出しなければならない」などといった、マイナス思考が強まる可能性があります。

この場合、その性格形成においてはそのままの影響が(社会人になっても)出やすくなり、大人になっても子供の頃の自虐的精神に苛まれてしまう傾向を持ってしまいます。

今回はその辺りを詳細にピックアップし、少しでもそんな場合の心の緩和に役立てられるような情報をお伝えします。ぜひご参考に!

目次

夫婦喧嘩が子供に与える影響

まず「夫婦喧嘩が子供に与える影響と特徴」から見ていきましょう。

子供にとって家庭というのは人生を送る上でのベースになり、場合によっては〝自分のよりどころ〟を求められるすべてと言っても過言じゃありません。

子供はどんな環境に置かれても簡単に家出することも、一人で生活設計を立てることもできず、絶えず両親の保護のもとで生活しなければならないものです。

そんな環境で、その肝心の両親が喧嘩してしまうと、子供というのは「自分のせいだ」とその喧嘩の理由を勝手に決めて掛かってしまう傾向があります。

これはすべての子供が深層心理で言われる特徴で、「そのように自分を責めることで両親がまた仲直りしてくれれば…」といった内心での葛藤が見られることに要点があります。

そのため、そうした夫婦喧嘩が絶えない家庭に生まれ育った子供の特徴には、社会人になってからも自分より上位に居る人の機嫌が悪かったり、自分に辛く当たって来た場合には、「やっぱり自分が悪かったんだ」とすぐ反省して謝罪する傾向が見られます。

いわゆる謝罪癖が強まる傾向を持つことになり、周囲からは「無責任」や「謝れば何でも許してもらえると思ってる」などの、あまりに不条理なレッテルが貼られてしまう場合も多く見られます。

子供にとって両親はどちらも大切

よく離婚の最中になると、「あなたは母さんに付いてくるの?それとも父さんに付いていくの?」などと二択を迫られる場面が見られたりします。

ですが、これは子供にとって非常に残酷な質問であり、子供にとってはどちらも自分にとってかけがえのない親となります。

つまり、そう言われても「どちらも選ぶことができない」となるのが普通で、これを無理やり選ばせた場合、その時点からその子供の性格形成においては曲がってしまう傾向が見られます

 

  • どちらの親も自分の親なのに、結局、世の中では〝最愛の親〟だとか言われる関係にある人でも自分の気持ちは解ってくれない
  • あのとき母親を選んだことで、自分は父親を見捨てたことになる(父親を選んだ場合も同じ)とし、自己嫌悪癖が強くなる
  • 自分には帰る家が無いと強く思い込む
  • 自分にもう親は居ないと悲観的になる
  • (父親か母親のどちらかを選んだことで)自分の冷たささえ感じてしまう

 

このような展開になってしまうと、子供としての性格形成は非常に複雑な傷跡を残してしまう事となり、大人になっても、なかなか矯正できなくなる場合があります。

子供にとって夫婦仲が円満なことはとても大事

先でもご紹介しましたように、子供にとってその両親の仲が良いこと・家庭が円満であることは、その後の人生を生きていく上でとても重要で幸せな事になります。

家庭というのは子供にとって「人生のベース」になるほど大事なものなので、その場所・空間を奪われてしまったら、それだけで「自分はもう生きていくことはできない…」と強く悲観に暮れてしまう事がよくあります。

この過程よりさらに悲惨なのは、「自分にはもう帰る場所(一般の家庭に見られる暖かい温床的な場所)が無い」と断定してしまうことです。

その(自分による)決め付けによって、その後の人生においても「心を休める場所」がなく、ずっと一人で生きていく・孤独のままで生活していくといった、ある意味、その後の人生がすべて決められた感を強く持たされることになってしまいます。

そのため夫婦仲が良いこと・家庭円満であることは子供にとって非常に大事な要素になり、そのあり方によって、子どものその後の人生を大きく左右してしまう十分なきっかけにもなってしまいます。

夫婦仲が円満な場合は強い子供になる

逆に夫婦仲が良い場合では、子供はどのように育っていくのでしょうか。

夫婦仲が良い場合、一般的に見て子供は強く育つ傾向にあります。

外で何かイヤなことがあっても、家に帰ればそこには暖かい家庭が繰り広げられてあり、そこでまた明日のための活力・英気を養って、次のステップへ進んでいけると心も丈夫になるものです。

これは無意識にでもそうして生活するもので、それもこれも生活環境が安定し、夫婦仲が上手く行っている両親を持つ場合の子供の特徴になります。

家というのは子供にとって、「次の人生のステップを上がるための温床(ベース)」となる場所で、その家の存在価値は(子供の頃においては)他のどの物事よりも高価なものになります。

この点をしっかり覚えておき、子供がやがて一人になっても十分強く生きていけるよう配慮してやり、子供が唯一休める家庭空間を穏やかにしてあげられるよう努めましょう。

自分は必要とされていない感が強くなる

また夫婦仲が悪い場合。

夫婦関係が冷めている家庭の子供の特徴ですが、そのような家庭環境に居る子供の心の奥底には、この「自分は必要とされていない…」という事への落胆が見え隠れします。

先述でご紹介しましたように、夫婦関係が冷めている家庭に育った子供というのは〝謝罪癖〟が強まる傾向が強いというのも、実はこの「自分は生まれて来ないほうがよかった…」と子供自らに言わせてしまう落胆の念が影響してします。

そのため、このような家庭に育った子供は社会に出た場合、自分に何らかの役割・仕事が与えられるととても嬉しくなります。

つまりそれだけ〝疎外感〟を常に受け続けてきた事の表れが見て取れ、「自分が本当は必要とされている」という事を早く実感したがっていた心境(本音)の暴露とも取られます。

これは人としてかなり悲しいことで、誰にとってもこんな経過は持ち合わせたくないものです。

このような気持ちにさせないためにも、子供にとって必要な家庭環境をきちんと備え、子供がいつでも「人から必要とされている実感」を受けられるよう配慮する事が大事になります。

まとめ

いかがでしたか?

子供というのは、その家庭環境の変化によって敏感に性格が変わります

子供の頃、つまり幼少期の5歳から6歳にかけて「人間形成」ができてしまうとも言われ、その頃に受けてしまった心の傷というのは大人になってもなかなか治りません。

夫婦関係というのは確かに一定のものではありません。

今日夫婦仲が良くても、次の日には喧嘩している場合も普通にあります。

なので子供への影響を考える場合には、どんな家庭環境にあっても〝それが理由で家庭崩壊する〟といった冷めきった環境にするのではなく、飽くまでも夫婦・家族のスキンシップとして家庭環境を維持していくことが大事になります。

子供は親を選んで生まれて来れるわけではないので、その辺りには親のほうで十分気遣ってあげましょう。

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