インド占星術と西洋占星術の違い・まとめ!よく当たるのはどっち?

皆さんこんにちは、今回は「インド占星術と西洋占星術の違い」に焦点を当て、
具体的な占術法の違いと、どの点がどのように当たるのか、
といった点をまとめてご紹介します。

 

インド占星術と西洋占星術では、まず使っているホロスコープが違っており、
それによって星座の捉え方・運勢の読み方にも違いが出てきます。

 

つまり、根本的な占星術法の違いがあるということで、
そのどちらが「よく当たるか?」という点を見極めるには、
両方の占星術の基本を知っておくことが必要です。

 

今回はこの2つの占星術の基本的な占い方にピントを当て、
わかりやすくそれぞれのメリット・デメリットなどをご紹介します。

 

目次

インド占星術とは?

インド占星術というのは、その名の通りインドを発祥地とする占星術ですが、
その歴史は紀元後2世紀頃にまでさかのぼると言われます。

 

もともとギリシャで起こった占星術が基本になり
、それがインドに伝えられる形で発展しました。

 

その後、27から28の星宿を擁する「ナクシャトラ」と呼ばれる
インド独自の占星術にまで昇華することになります。

 

基本的にインド占星術も西洋占星術も似ていますが、
まず天体座標を基準点に固定して、
そこから30度ずつの間隔で12分割座標を作る感じです。

 

そしてインド占星術では、西洋占星術で扱われている
(星宿を持つ)惑星の並びが違い、その上で「アセンダント」「アスペクト」
という2つの局面から運勢を見るという、
西洋占星術に比べてやや古典的な方法が取られています。

 

さらに1室から12室という形で星座を分け、
それぞれに宿命の意味付けがなされた上で座標が整います。

 

これらの占星法を土台としておき、
あとは西洋占星術と同じようにそれぞれの人の星座を元にして運勢を読みます。

 

なお、扱っている星座は西洋占星術と同じです。

 

西洋占星術とは?

西洋占星術の起源はバビロニアにあるとされ、
かの有名なバビロン王国が最盛期を迎えた前3000年頃を中心に発展しました。

 

つまり先史時代から発展し続けてきた歴史を持ち、
インド占星術よりさらに古い占星術として認められます。

 

この西洋占星術とともに発展してきたものにエジプト占星術があり、
これはカルデア人とエジプト人によって発展させられた
占星術の起源ともされる非常に古い占星術です。

 

この西洋占星術は9つの区分によって成り立ちます。

 

・ホロスコープ

「その時代の太陽系の星の配置」を一枚の図に表したもの。

 

・ハウス

星座(サイン)が、天球の黄道(太陽の通り道)を12等分した区分であるのに対し、
ハウスは地球上のその人のいる位置を基準に12のブロックに分けたもの。

 

・支配星

12星座(黄道12サイン)に影響を与える天体(運勢を支配する星)

 

・二区分

12星座(黄道12サイン)をそれぞれの性質から
「男」と「女」の2つに分ける分類法。

 

・アセンダント

第1ハウスの起点となる境界線のこと。

 

・MC

第10ハウスの起点となる境界線のこと。

 

・三区分

12星座(黄道12サイン)を「行動の動機」によって、3つに分ける分類法。

 

・エレメント(四要素)

12星座(黄道12サイン)を「価値観」の違いから、「火」「地」「風」「水」の4つのカテゴリーに分ける分類法。

 

・12星座占い

12星座(黄道12サイン)を「価値観」の違いから、「火」「地」「風」「水」の4つのカテゴリーに、それぞれ3星座ずつが分けられる。

 

基本的にこれらの要素によって成り立ち、
それぞれのあり方によってその星座を持つ人の運勢を占います。

 

少しむずかしいので、何となくの把握でかまいません。

 

これらの占術要素は、インド占星術の場合でも同じくあります。

 

インド占星術と西洋占星術は併用できない

「インド占星術と西洋占星術のどちらが当たるのか?」と思うとき、
〝2つとも利用すればいいんじゃない?〟と考えてしまいますが、
これができないのです。

 

インド占星術と西洋占星術では「生年月日」や「出生場所」を使って占う場合、
それぞれの星座(座標)がズレてしまうため、
別々の占い結果が得られてしまいます

 

なので、占星術そのものとしての起源は同じでも、
その占い方にハードルがあります。

 

またインド占星術では西洋占星術に加える形で、
「カースト」と「方位」、「昼夜分類」などもあるため、
その分、深い占星術と結果が得られるようです。

 

インド占星術と西洋占星術で共通する部分は以下です。

 

・サイン(12星座)の概念

・天体の見方

・ハウスの捉え方

・占術の用途

 

他はすべて違ってきます。

 

またインド占星術では「サイデリアル方式」が取られており、
西洋占星術では「トロピカル方式」が取られ、
春分点(牡羊座の起点)の捉え方も違います。

 

簡単に言えば、インド占星術のほうが
「さらに突っ込んだ深い占星術」となるでしょう。

 

インド占星術と西洋占星術では使う天体が違う

インド占星術と西洋占星術では、それぞれで扱う天体が違います。

 

インド占星術では、7つの天体と2つの虚星という形で、
9つの天体が使われます。

 

これに比べて西洋占星術では、10天体が基本となり、
これに宿命の影響(支配)を及ぼす宿星が加えられます。

 

どっちもどっちと言ったところですが、
しかし占星術の用途を見る上では扱われる運勢の見方はほぼ同じです。

 

つまりその人の星座を基準にし、生年月日と誕生地をオプション情報に付け、
「その人が現在どのような運勢にあるか」を占います。

 

この点では〝宿星の影響〟が重要になり、
その人の星座と宿星の影響をもって運勢が見られます。

 

主に季節ごとの幸運・不運が分けられます。

 

凶星の扱いの違い

 

インド占星術と西洋占星術では、
天体を見る上で基準となる「凶星」の扱い方が違います

 

インド占星術ではこの凶星が「太陽」であり、
西洋占星術では「月」とされます。

 

この違いを踏まえた上で、
インド占星術と西洋占星術で重視される星の違いがそのまま表れます。

 

つまりインド占星術で重視される星は「月」となり、
西洋占星術で重視される星は「太陽」となるのです。

 

凶星はそれぞれの星座を持つ人にとって不運をもたらす星となり、
重視される星は逆に幸運をもたらす吉星となります。

 

さらに運勢を見る上で基本情報の「その星座を持つ人の性格や能力」の見方ですが、
これにも違いがあります。

 

インド占星術では性格分類を「月」の位置で見て、
西洋占星術では「太陽」で見ます

 

これらは単なる「星の見方・捉え方」の違いだけのことですが、
太陽は銀河系の真ん中にあり、月は地球の周りにある衛星になりますから、
その運勢の見方は土台が違ったものになります

 

インド占星術と西洋占星術ではどっちが当たる?

さて今回のメインですが、
実際にインド占星術と西洋占星術ではどちらがよく当たるのでしょうか?

 

結論から言えば「占う分野によって分かれる」となります。

 

インド占星術でも西洋占星術でも、
金運・恋愛運・仕事運・全体運など、すべてのカテゴリーが設けられていますが、
それらのうちでも〝得意分野〟が違います

 

インド占星術の場合は、一般的に「金運」「仕事運」がよく当たるとされます。
*現在では恋愛運や相性もインド占星術での信憑性が高い良い評価を得ています。

西洋占星術の場合は、「恋愛運」、「仕事運」がよく当たるとされます。

 

つまり、〝どちらの占術がよく当たるか〟を考える場合、
「そのときの依頼者の目的・用途」によって変わってくるでしょう。

 

ただ残された全体運についてですが、これについて意見が分かれることが多いです。

 

基本的には、より多くの(占星に際する)要素を用意している
インド占星術のほうが西洋占星術よりも「当たる」とされます。

 

ですが、飽くまでもこれらの情報は
〝占星術を依頼する人の状況・用途〟によって変わるものなので、
一概に「こちらがよく当たる!」とは言えません。

 

星座の仕分け方

 

インド占星術と西洋占星術では、星座の仕分け方が違います。

 

これは先でも触れましたが、およそ「1か月間隔」で違ってきます。

 

(インド占星術の場合:サイデリアル星座帯)

・おひつじ座:4月14日~5月14日

・おうし座:5月15日~6月14日

・ふたご座:6月15日~7月16日

・かに座:7月17日~8月16日

・しし座:8月17日~9月16日

・おとめ座:9月17日~10月17日

・てんびん座:10月18日~11月15日

・さそり座:11月16日~12月15日

・いて座:12月16日~1月14日

・やぎ座:1月15日~2月12日

・みずがめ座:2月13日~3月14日

・うお座:3月15日~4月13日

 

(西洋占星術の場合:トロピカル星座帯)

・おひつじ座:3月21日~4月19日

・おうし座:4月20日~5月20日

・ふたご座:5月21日~6月21日

・かに座:6月22日~7月22日

・しし座:7月23日~8月22日

・おとめ座:8月23日~9月22日

・てんびん座:9月23日~10月23日

・さそり座:10月24日~11月21日

・いて座:11月22日~12月21日

・やぎ座:12月22日~1月19日

・みずがめ座:1月20日~2月18日

・うお座:2月19日~3月20日

 

このようになります。

 

日本でも日常で利用されている星座は西洋占星術のもので、
インド占星術の星座はやはり独自の星座帯となるでしょう。

 

そのため馴染み深いのは西洋占星術の星座となるでしょうが、
占星術の効果(どちらが当たるか)ということになれば、
それぞれの占星術の土台や成り立ちの把握が必要です。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

かなりむずかしい内容を初めにご紹介しましたが、
要するに、インド占星術も西洋占星術も「自分が体験してみたい」と
感じるほうを利用して問題ありません。

 

どちらが当たるかは、その依頼者の用途・目的によってはっきり変わり、
またその依頼者のそのときの状況によっても変わります。

 

この2つの占星術の成り立ちや歴史については、
さかのぼればさかのぼるほど、また細かく見れば見るほど小難しくなり、
さらにわけわかんなくなってしまいます。

 

なので、むずかしい点は少し横に置き、
〝一般的にどちらが利用されてるか?〟〝どちらが当たると言われているか?〟
を基準に利用しましょう。

 

とりあえず今回は、いろいろな角度から占ってくれるインド占星術のほうを
「当たる占い」としておススメしましたが、
人によっては西洋占星術のほうが当たる場合があります。

 

この「当たる」というのは(何度も言いますが)
〝目的・用途を満たしてくれる結果〟が得られることです。

 

ですので、まずは自分が何を占ってほしいかを決めておき、
それを元にどちらの占星術がベターかを選びましょう。

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