毒母とはどんな人?息子愛が強くマザコンに?娘の結婚や幸せに嫉妬する?

皆さんこんにちは、今回は「毒母とはどんな人?息子愛が強くマザコンに?娘の結婚や幸せに嫉妬する?」と題して、「毒母」についての基本的な意味と、その毒母にまつわる「息子愛」やマザコン傾向、さらに娘の結婚・幸せについてご紹介していきます。

「毒母」という言葉は以前からネットでも有名になっていますが、具体的にどんな母親のことを指し、またその毒母に育てられた息子・娘というのはどんなふうに育つのでしょう?

今回はこの辺りの事情に加え、さらにいろいろなトピックをご紹介していきます。ぜひご参考に!

目次

毒母ってどんな母親のこと?

基本的に「毒母」の特徴は、ワガママ、自己中心的、息子や娘を溺愛し過ぎる、思い通りに物事が進まないと気が済まない…などといった、いわゆるマイナスイメージで知られる場合が多いです。

つまり、「子供の成長にとって、毒となってしまう性質を持つ母親」となるため、その息子・娘にとっては、かなりしんどい生活環境が連日で与えられる結果となってしまいます。

とくに、思春期頃に成長する子供というのは、このような親のあり方に大きく影響される一面が強いため、息子・娘は毒母による影響をモロに受けてしまうと、それだけで悲惨な過去を背負ったままで成長していくことになります。

ですが、もともと毒母の心理面には「息子・娘を溺愛し過ぎてそうなってしまう…」といった、愛し過ぎるからこその「自己中心的な行動」が(根底)にあるため、一概に「毒ばかり…」とは言えない側面もあるのです。

毒母の特徴その1:子供を自分の思い通りに動かしたい

まず「毒母の特徴その1」と題しまして、この場合は「悪い毒母」の特徴をご紹介します。

毒母の特徴には先述のように「子供の成長の仕方を自分の思い通りにしておきたい」とする、自己中心的な行動がよく見られ、その行動を邪魔されたり注意されたりすると、たちまち怒ってしまう性質を持ち合わせます。

この場合の毒母の悪い点では、「子供の主観をまるで無視した上で、自分の主張だけを押し通す」といった行動に見られます。

子供のことを愛するのではなく、「自分の支配下に置く下僕」のように扱う点に大きなマイナスポイントがあり、それが行き過ぎてしまうと、子供の心の悲痛や正直な想いといったものが、まったく見えなくなってしまいます。

さらにこのような毒母の悪影響が続いてしまうと、次はその子供の人生を全体的に決めてかかってしまう行動に出やすくなり、子供にとっては「誰のための人生なのか…」がわからなくなります。

つまり、体の良い〝人生の乗っ取り〟のような形になってしまい、まるで子供の人生が、母親の人生そのもの(あるいはコピーのよう)になってしまうのです。



毒母の特徴その2:子供の行動をいちいち干渉する

 

これも「悪い毒母の特徴」になります。

子供というのはあるていど育っていくと、自分の生活ペースを身に付け、その環境設定や自分の行動範囲というものを持つようになります。

ですが毒母の下では、その環境や行動範囲というものも監視下に置かれやすくなり、たとえば遅く帰ってきた日などには「どこへ行ってたの?」といちいち子供の行動を聞くようになります。

これは通常の家庭でもよく見られる行動ですが、毒母の場合はこの先の言動に問題があります。

毒母の場合はそのような質問をした後、子供が自分の理想通りの応えをしなかった場合、もう二度とそんな事をしないようにと追いつめる形で迫ります。

そして子供がしたい事・夢や希望といったものをまるで無視する形で、とにかく「自分の理想」だけを子供に押し付けるようになってしまい、子供の自主性・自由を完全に奪ってしまう形になるのです。

こうなると当然子供としては窮屈な感情を持たされることになり、場合によっては家出や反抗など、子供が何らかの形で納得のいかない感情を表す傾向へと進んでしまうこともあります。

子供の価値観を大らかに見ることができないのが毒母の大きな特徴であり、このような家庭環境で長らく育った子供というのは、その後の人生にも大きな後遺症を覚えることになってしまいます。

毒母の息子愛ってどんなの?

次は「毒母が息子に持ちやすい愛情」についてです。

毒母の特徴・性質には「子供を溺愛してしまう」といった、一見、良い印象を与えやすい性質が見られますが、それは場合によっては愛情の度合いを通り越してしまいます。

子供が自分の思い通りに育ってくれる事を切に祈ってしまう毒母の性質から、たとえばその愛情・思いが息子に向けられた場合、その息子の将来を大きく変えてしまう結果を呼び込むことがあります。

この息子愛の典型的な例が、交際や結婚についてです。

息子が誰か特定の女性と交際することになった場合、毒母はまず「息子がどこかの女に奪われる!」といった激しい感情を湧かしてしまうことがあり、その延長で破局をねらう場合もあります。

とにかく「息子を取られたくない」と迫る一方で、自分の激しい気持ちを抑えることができず、かえって息子の心情を傷つけてしまうことになります。

息子としては、「自分の将来は自分で決めたい」という気持ちが当然働きますから、その点で母親との衝突が生まれてしまい、経過的には相乗効果の形で悪循環が芽生えます。

そうなるとなかなか修復がむずかしくなり、毒母、息子ともに感情のすれ違いが増えてきて、結果的に息子は家を出たり、母親とは何も相談したりしなくなるようになることもあります。

また「毒母に育てられた息子はマザコンになる?」などと言われがちですが、そんな事はありません。

確かに毒母に育てられた息子は母親の顔色や機嫌をうかがう性格が強まる傾向は見られますが、その場合でも、「何とか母親に自分の主張を認めてもらい、自分も自由に生活したい」という思いを持っています。

その「自由に生活したい・自由に人生を送りたい」という思いは、毒母と常に一緒に居ることでさらに強まる傾向が見られ、さらに自立心が強まる場合も多々見られます。



毒母は娘の結婚や幸せをどう捉えるの?

次は「毒母の娘に対する心理・感情の揺れ動き」についてです。

毒母にとって、息子に対する気持ちと娘に対する気持ちのあり方は、かなり違ったものになります。

これはいわゆるエディプスコンプレックスにも見られますが、息子はその母親を、娘はその父親を潜在意識の中で愛すると言い、その延長で、息子は自分の父親に対して「母親が奪われること」への嫉妬心を覚えるとされます。

この場合は逆に「毒母は息子を愛するため、息子の幸せを自分のものとして受け入れられる」となりますが、娘に対しては(女性として)自分と対等に見てしまう傾向が生まれ、「嫉妬の感情」が大きく膨らむことがあります。

なので、娘が特定の男性を見つけた場合に、その男性がその毒母の好みのタイプであった際には娘に大きく嫉妬するようになり、娘の交際・結婚への夢を破るような行動に出るケースも多々あるのです。

これは自分の子供の幸せを壊す行動以外の何物でもなく、ようは自分の思い・主観・感情をただ押し通しているだけの行動に過ぎません。

ですが毒母にとってはこれが当たり前の行動になってしまい、その行動が世間でどのように評価されるか、具体的にわからない状態でいます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「毒母」についてその特徴や言動、また自分の子供に対する心理・感情の持ち方などについてご紹介しました。

毒母というのは一見悪い母親の印象に見えますが、実は、すべての母親が少なからずこの「毒母の特徴・性質」を持ち合わせているものなのです。

ただその性質・特徴が日常で浮き出るか出ないかだけの事であり、もしその特徴が〝見える形〟で出てしまえば、その母親は毒母に認められてしまいます。

毒母の感情・心理の根底には、「自分の息子・娘に関心があり過ぎ、自分の子供だからという理由で、すべてを思い通りに育てたい」という気持ちが大きく根付いています。

なので、一概に毒母が「子供を愛していない」という事はなく、むしろ〝愛し過ぎるからそのようになる〟といった悪循環(または皮肉的)な状態が認められます。

毒母に育てられた息子はよく「マザコンになる」などと言われますが、それは表面上そのように見えるだけで、その内心では「母親に認められる形で、自分の自由な人生を送りたい」と常に願っているものです。

これは娘にしても同様で、とにかく母親の干渉を適度に抑え、その上で家族円満に生活していきたいという心情が誰にも備わっているのです。

毒母が持つ性質・特徴を正確に捉えておき、少しでも円満に過ごせるよう、その工夫を家族全体でしていくことが大切になるでしょう。



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