パラレルワールドとは?簡単に説明!実在すると証明されたって本当?

今回は「パラレルワールド」という言葉に焦点を当て、その意味を簡単にご説明し、その上で〝パラレルワールドの実在が証明されたかどうか?〟について具体的にご紹介します。

「パラレルワールド」という言葉は皆さんもよく聞く言葉だと思いますが、この言葉はよくSF映画や物理学の世界、また太古より言い伝えられてきた占術の世界などで多用されてきた言葉でもあります。

これだけ長いキャリアを持つ「パラレルワールド」ですから、何も根拠が無いまま多くの人々に使われてきたとは、やはり考えられません。

その辺りの証明に基づく情報を集めてみて、パラレルワールドそのものの存在を一緒に見ていきましょう。

目次

パラレルワールドとは?

「パラレルワールド」を簡単に言うと、「人が生きている現実と、並行してあるもう1つの世界」となります。

この「もう1つの世界」の事をこれまでは〝異空間〟と呼んだり〝別世界〟と呼んだり、また〝異次元〟と呼んだり〝多元的宇宙にある世界〟と呼んだりしてきました。

そもそも「パラレル(parallel)」の意味は「並走する・平行であること」を指すため、私達が生きて生活しているこの現実の世界とはまったく別の世界であっても、それが異次元の世界・別の所にある世界であれば問題ありません。

つまり、太陽系の世界とは別の世界が複数宇宙に存在し、それが証明されれば、それは「パラレルワールド」と呼ぶことが出来るのです。

これを従来は「多元的宇宙」や「異次元」と」呼んできており、この場合は〝太陽系とは別の所にある世界〟を探す事に大きな価値が置かれてきました。

第2の太陽系を宇宙空間に探し求め、いろいろな衛星探知をしてきたのも、実はこのパラレルワールドを探す事を目的にしている部分も多く見られています。

なぜ「パラレルワールド」が考え出されたの?

ではなぜ「パラレルワールド」という言葉が生まれたのでしょう?

人間には創造力というものが生来備わっており、その力によって、あらゆるSFの世界の出来事も想定してきました。

つまり、在る事・無い事を無限に想定する力が初めから備わっており、その延長でこの「パラレルワールド」という言葉が生まれたとも考えられます。

ですがこの「パラレルワールド」という言葉は、このような背景とは別に〝確かな根拠〟をもって考え出された言葉でもあります。

スウェーデン出身の天文学者・マックス・テグマーク氏(マサチューセッツ工科大学教授)は、この「パラレルワールド」を巡って「万物の理論」において「もう1人の自分」を引き合いに出し、〝すでに起きた物事を経験している自分〟に結び付けます。

その上で、「太陽系以外の太陽系に似た惑星が宇宙のどこかにあるとして、そこであなたに瓜二つの存在が、あなたと同じような事をしている場合でも、次の瞬間に2人は別々の事をする可能性も十分ある」として、その世界観の一致だけを結論付けました。

つまりこの理論では、パラレルワールドは宇宙のどこかに存在するかもしれないけど、そこに住む人達はそれぞれ別々の事をして生きている…といった感覚になります。

この「空間の類似」だけに着目する上で言えば、宇宙空間のすべてを解明できていない人類学において、「パラレルワールドが在る」とも断定できないけれど、「パラレルワールドが無い」とも断定できないという結論が導き出されます。

このように人類が未だ宇宙の隅々まで探求し、把握できていない事を土台にした上で、「太陽系がこのようにして私達の目前に在る事」を参考に、〝もしかするとパラレルワールドが本当に在るかもしれない〟という定義付けになるわけです。

これらの土台をもって、パラレルワールドへの思惑・想定はなされてきました。



パラレルワールドを本当に確認できるの?

先述では「パラレルワールドの実在の可能性」についてご紹介しましたが、そのパラレルワールドは実際に目で見て確認できるのでしょうか?

結論から言えば現在のところは「わからない」となります。

しかしこの「わからない」という結論は、限りなく「不可能」に近い答えになります。

パラレルワールドというのは多元的宇宙にある存在で、人の知識や情報処理能力では到底追い付けない世界に位置することになります。

つまり、「もしパラレルワールドが本当に在っても、どれがそのパラレルワールドなのかわからない」となるという事。

たとえば、地球上から観測できるさまざまな惑星がありますが、果たしてその惑星が「パラレルワールド」なのかどうかが判明しない…ということになります。

現代までにもアンドロメダ銀河やスターバースト銀河、じょうぎ座銀河団や天の川銀河などと数々の銀河系が発見されてきましたが、それらが宇宙空間において、「第2の太陽系銀河」とされる証明は1度も出来ていません。

要するに、パラレルワールドを発見できるだけの科学力が、まだ人類に備わっていないという事です。

もしかすると、これまでに発見してきた銀河系にすでにパラレルワールドが在るかもしれないけれど、まだその世界を確認できていない…という形になるでしょう。

今後の科学力の進歩によって、このパラレルワールドの発見が可能かどうかが決まってきます。現代のところは、「パラレルワールドを見付けられる能力が無い」という事です。

パラレルワールドは実在する?

さてここでは、「パラレルワールド」についてもう少し詳しく見ていきましょう。

「パラレルワールドは実在するのかどうか?」この疑問を念頭にご紹介していきます。

パラレルワールドは基本的に「並行世界、並行宇宙、並行時空」という別名で呼ばれるものですが、これらはすべて〝太陽系と類似する世界・宇宙〟という形に位置付けられます。

よくオカルト物やSF物で扱われているパラレルワールドですが、パラレルワールドはその両者の分野で収まるものではなく、実に〝自然科学分野で扱われる対象〟として(最近)認知され始めました。

この「パラレルワールドが自然科学分野で認知された」という根拠の1つに、「パラレルワールドはすでに私達の日常生活に密接している」という説があげられます。

つまり、私達はすでにこのパラレルワールドを体感しているという事です。

たとえばこの場合のパラレルワールドは、人間ではなく、動物や植物が生きている世界に位置付けられたりします。

犬の世界や猫の世界、また植物の世界や菌類の世界などを参考にして、人間が体験している世界と似たような世界観がもし彼らにある場合、それは「人間世界とは並行してある別世界となる」という見方です。

もちろんこの定義にはまだ結論付けられる根拠がありません。

ですがこの場合も「宇宙に別の太陽系が無いとは断定できない事」と同じく、その動植物の世界が「人間世界のパラレルワールドではない」と断定する事も出来ません。

また他人と自分との〝認識の壁〟をテーマにしたパラレルワールドもあります。

他人の意識・心・認識に自分は入っていく事が出来ず、他人とまったく同じ生活をする事は誰にも出来ません。

つまりこの場合でも、自分と他人が生活する空間・世界はパラレルワールドのように並行する世界となり、それを「別世界」と見る場合は「パラレルワールドの立証」が出来ない事もない…という結論にたどり着きます。

このように、すでに私達が経験している日常の世界においても、パラレルワールドの存在が初めから認められているという形で「人間世界で存在するパラレルワールド」が提唱されることになります。

自然科学というのも当然〝まだまだ人智では解明できていない学問領域〟となるため、その点において「パラレルワールド実在の確認」も今後の課題として認められます。

上記のように「パラレルワールド実在の確認方法」を模索する場合、〝パラレルワールドはすでに実在しているのではないか?〟という大カテゴリともなるテーマ・課題に、一定の答えを導き出せるアイデアも生まれてくるでしょう。



まとめ

いかがでしたか?

今回は「パラレルワールド」そのものについての説明と、「パラレルワールドの実在の可能性」について多角的かつ簡潔にご紹介してきました。

パラレルワールドというのはいわゆる「並行世界」として認められますが、実際には「何が並行世界となるのか?」についてまだ解明し尽せていない部分が残っています。

これは、人類が持つ科学力では未だ解明し切れていない自然分野が多くあるためで、未知の世界(その世界での出来事)を解明するための方法を模索し尽せない事に理由があります。

しかし見方を変えれば、最後の章でご紹介したように「すでに私達は日常生活でパラレルワールドを体感している・観測している」という説も湧き上がり、その場合はパラレルワールド実在を証明するための探求方法にも一応の土台が見付かります。

パラレルワールドの存在・実在については、やはり今後の研究課題として残る可能性が強く、現代科学ではまだ解明できない分野の事象であると言えるでしょう。

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