毒親の特徴は子供への過干渉?チェックリストと対処法を紹介!

皆さんこんにちは、今回は「毒親の特徴は子供への過干渉?チェックリストと対処法を紹介」と題し、最近よく聞かれる「毒親」の特徴を確認しながら、その親がなぜ「毒親」などと呼ばれるのかをピックアップしてみたいと思います。

毒親の特徴はよく「子供を過保護にしている親」や「子供に過干渉の親」などと言われがちです。

本当にそうなのでしょうか?

その辺りを考えながら、毒親の実体と、その場合の親子関係の対処法についてご紹介していきます。

目次

毒母は子供のあり方を決めつけている?

毒親の特徴としてトップにくるのが、この「子供のあり方を決めつけている」というもの。

「あなたはこれが似合ってるんだから」、「あなたにはこれしか無いんだから」、「あなたはこうあるべきなの!」などと子供のあり方を勝手に決めつけ、自分のロボットのように育てる親はやはり〝毒親〟と言われがちです。

この心理は、子供のことが可愛すぎて「自分と同化してしまっている状態」にあることを踏まえ、その子供に自分の夢や理想をすべて託そうとしている親の姿勢によります

しかし、子供も一個の人格を持った人間です。

このようなやり方は通用するはずもなく、一定の時間が過ぎれば、そんな環境下にある子供は逃げるようにして親のもとを離れるでしょう。

つまり子供にとってそれは、「自分が全否定されている状態」と同じ状態になるからです。

もし〝毒親〟と呼ばれる親がいる場合は、この状態になるべく早く気付くことが必要です。

子供の夢を自分の親に置き換えている

これも過干渉のなせるワザになりますが、子供にあまり執着するため、つい自分の理想を子供が持つ理想と混同してしまう傾向が〝毒親〟にはあります。

「自分がこう思ってるんだからきっと子供もそうだろう」くらいに考え、子供のあり方をこの場合も親が勝手に決めている状態です。

これも先述の場合と同じになります。

子供はそんな親に嫌気が差し、その親の気持ちがすべて「自分を否定する姿勢」に置き換えられ、そのうち子供はその親から逃げ出そうとします。

この場合、親は「子供の理想や夢を親身になって聞いてあげること」が大切で、その上でさらに「子供の目線で物事を考えてあげること」が重要になります。

この際に大切なポイントは、「(親として)自分を犠牲にすること」です。

自分の子供に対する夢はこんなに大きいけれど、子供がそれを望むなら、あえて自分の夢は引っ込めるくらいの姿勢が必要です。

これは子供に対して当たり前の親の対応になりますが、これが得てして難しい場合があるので注意しましょう。

子どもが人生のパートナーを見つける時は特に慎重に!

子供が自分の一生のパートナーを見つける場合には、親はとくに慎重に子供に接する必要があります。

この時こそ親は自分の理想をあるていど犠牲にし、子供の夢・理想を実現させてあげるように働きかけることが大切になります。

もちろん親として、「あの人はダメ」「この人なら安心」と、子供の将来を思う上であるていど相手のあり方を見極める必要は出てくるでしょう。

ですが、中立な立場での冷静な判断それ以上の干渉はよくありません

この場合に出てきやすい感情は、「自分の大事な息子・娘が取られる」という心境によるもので、他人に子供を奪われることへの反発から出る衝動です。

これを極力、押さえることが大切です。

人というのは自分の生涯のパートナーを見つける時、たいていそのパートナーを奪われることに敏感です。

そのため、ちょっとしたことでも大きな障壁に捉えてしまい、その〝障壁〟を投げ掛けた相手を毛嫌いしてしまう傾向が出てくるものです。

この場合、その障壁を投げ掛けた人が親であれば大変です。

そうならないよう配慮し、この場合も「なるべく子供の意見・夢・理想といったものを優先してやること」が大切です。

子供に役割を持たせること

毒親の特徴・傾向が「過干渉」や「過保護」にあるのなら、その逆の「自立させること」に徹すれば良いわけです。

この場合、子供にある程度のタスクを課す意味で〝自分の役割〟を持たせてみると良いでしょう。

この役割は何でもかまいません。

ゴミ捨てでも食器洗いでもお風呂を沸かすことでも、とにかく子供が継続的にできることをその役割として与えてみましょう。

そうすると子供は、その役割を果たしていくことで自分に自信が付き、やがては「親に一人前として認められた」と信じることができるようになります

そこでまた過干渉になるのではなく、親は親としての立場をもって、子供を褒めてあげることが大切です。

毒親のチェックリスト!

さて、ここでどんな特徴を持つと「毒親」と呼ばれるのかに焦点を当て、「毒親のチェックリスト」をご紹介します。

1つ1つの項目を見る上で、果たして自分が毒親の素質を持っているかどうか、ちょっと詳しく確認してみましょう。

これは毒親の「子供時代」をピックアップしたものです。

 

・評価されたり褒められたりすることが無く、否定されること多かった

・親からかまわれすぎる状況にあり、わがままもすぐ許してくれる過保護にあった

・自分が耐えられないほどの過干渉を味わった

・心身的な親からの暴力、虐待があった

・喜怒哀楽を激しく揺さぶられる経験を親から味わわされた

・親の意見に絶対服従させられ、反論は許されなかった

・不安、怒り、悲しみといった感情を、親の前で表現できなかった

・親が親としての責任を果たさない状況にずっとあった(育児放棄)

・悪いことをして平気でいる親のもとで育った

・夫婦喧嘩が絶えない環境下で育った

・親から意図的に怖い思いをさせられ続けた

・兄弟や親戚、また近所の子供とよく比較された

・家庭内が不和だった

・親から言われて本当はやりたくないことをやらされていた

・親から過剰な期待をかけられ、いつも強いプレッシャーを覚えさせられた

・条件つきの愛情しか与えられなかった

・親が近くにいるとリラックスできなかった

・親の勝手なルールをいつも押し付けられた

・家族間に幸せや愛情をほとんど感じなかった

・親の評価ばかりを気にして、いつも親を喜ばせたいと考えていた

・親が情緒不安定だった

・子供をいつも罵ったりばかにして、辱めるような発言をし続けた

 

22項目ありますが、幼少期にこのような経験があった場合、その子供は〝毒親〟と呼ばれる親になる可能性が高くなります。

やがて成長して自分の子供を持った場合、このような経験によって毒親の特徴を持ってしまうのです。

その理由には、「自分はそんな親にはなりたくない」という気持ちと「自分が持つ家庭だけは愛情に満ち溢れる家庭にしたい」という過剰な思いにより、子供を自分のレールに沿わせてしまう衝動があります。

まとめ

いかがでしたか?

まず「毒親」というのは造語に過ぎません。この毒親とされる性質・特徴を持つ親は、実際にはかなり多く存在するものです。

親というものには模範がありません

子供と接する場合には、その子供の人格や能力の差異があるため、すべての子供に対する接し方は個別になります。

つまり、子供の育て方には「一定の基準」がないため、その点で親は育児に散々迷うことになります。

そして親も昔は子供であり、その幼少期から青年期にかけて育った環境を見てみれば、だいたい「模範的な家庭に生まれ育った」と言える親はほとんどいないでしょう。

たいてい問題を抱えていて、それなりの問題・不和をはじめ、不安や怒り、悲しみや落胆を覚えさせられて育ってきています。

なので〝毒親〟とされる親の特徴は、誰にでも当てはまる特徴であり、また別の家庭のあり方に影響されて毒親の性質を持たされる場合もあります。

先述でもお伝えしましたが、親子関係のギクシャク感を取り除くためには、まずお互いのコミュニケーションを円滑に取ることが大切です。

その上で、お互いの意見を素直に聞き入れることです。

・過保護にしないこと

・子供を一人前として認められる機会を作ること

・自分の理想と子供の理想を個別で判断すること

・虐待しないこと

・他人と比べないこと

・子供の自主性を重んじること

・手が離れたら、親は子供の黒子役に徹すること

一々当たり前のことかもしれませんが、親として子供に接する時にはこのような姿勢を常に持つことが大切です。

親子関係がいつまでもギクシャクして上手くいかない場合は、問題を早めに突き止め、それに親子がそろって向き合うことが重要になるでしょう。

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